ほの暗い永久から出でて 生と死を巡る対話 電子書籍版
709円(税込)
作品内容
世界的な物語作家と聖路加の気鋭の漢方医が打ち合う、生命を巡る白熱のラリー!『精霊の守り人』から医学の未来まで、知的好奇心を刺戟する圧倒的な面白さ。最愛の母の肺がん判明をきっかけに出会った作家と医者。二人の話は、身体のシステム、性(セックス)、科学・非科学、自然災害、宗教、音楽、絵画、AI、直感……、漫画から古典、最新の論文にいたるまで縦横無尽に広がっていき、物語の創作の源泉もひもとかれていく。かつてないほど刺激的な思考体験ができる究極の一冊。なんのために生まれ、なんのために生き、なんのために死ぬのか。人は、答えが出ないとわかっている問いを、果てしなく問い続けるような脳を与えられて、生まれてきたのでしょうか。――上橋菜穂子なんのための生なのか、という問いは、いささか弱音のようにも聞こえるのですが、この弱音こそが、優れた物語の書き手である上橋さんの「創作の源泉」であるように私には見えてくるのです。-――津田篤太郎コロナ禍にみまわれた2020年、文庫化にあたって、新章「未曽有の難局にどう向き合うか」(津田篤太郎)、「地球に宿る」(上橋菜穂子)を追加。※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧
この作品が好きな方はこちらもおすすめ