五十八歳、山の家で猫と暮らす 電子書籍版
1760円(税込)
作品内容
母を亡くしたあと、両親の家の片づけが手に付かない。涙で思い出が曇る―― 一時避難のつもりで八ヶ岳の麓の家に暮らして2年がたった。山での四季があまりにも美しくて、離れられない。それでも暮らしに不便はつきまとう。買い物難民、ご近所付き合い、越冬。それらをひとつひとつ乗り越えながら、山の家での暮らしを作っていく。ここに一人でいると、なにからも自由な、すっかり解放された感覚と、内側へ深く入っていく自分の両方を強く感じた。――本文より母の思い出と不在をともに噛みしめながら、ひとりで暮らす深い豊かさを綴る珠玉のエッセイ。
作品情報
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