アメリカのブラックアウト変遷史 電子書籍版
3080円(税込)
作品内容
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。“大規模停電”が発生したとき、人は何を考え、どう行動するのか 本書は、アメリカにおけるさまざまなブラックアウト(大規模停電)の事例を示しながら、人々と電気・電力網の関係を考察するものです。 1930年代から電気が日常生活の一部になると、大規模な停電が発生するようになりました。停電は、単に電力の供給停止だけではなく、社会的な混乱、軍事的戦略、ネットワーク都市の危機、工業技術システムの欠陥、経済的、社会的政策の不備といったさまざまな角度から理解すべき問題です。本書では、アメリカの停電の歴史を時系列で示しつつ、人文科学や社会科学の観点から、人々の動向や原因、背景などを考察し、アメリカ社会の歴史を読み解いていきます。第1章 電力網 ─大停電の夜がわたしたちに与えたもの第2章 戦争 ─軍事戦略に組み込まれる「ブラックアウト」第3章 事故 ─電力の普及と社会的連帯感第4章 危機 ─豊かな社会に潜む暴力第5章 輪番停電 ─カリフォルニア電力危機と電力自由化第6章 テロ ─9.11以後の世界をデザインする第7章 自主節電 ─我々はどこから来て、どこへ行くのか
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