21世紀のアニメーションがわかる本 電子書籍版
1799円(税込)
作品内容
日本を見れば、世界がわかる。『君の名は。』『この世界の片隅に』『聲の形』、そして『夜明け告げるルーのうた』……。2016年から2017年の日本の長編アニメを、世界のアニメーションの文脈から読み解くと、アニメーションの(そして私たちの人間の)分岐点が見えてくる。いま、アニメーションの何が私たちの心を掻き立てるのだろうか?世界のアニメーションを知り尽くした気鋭の論客・土居伸彰が放つ、現代アニメーションの見方をアップデートする、まったく新しいアニメーション入門!空洞化したアニメーションは、埋められるためのなにかを待っている。まだ見ぬ未知の、名前も知らないなにかを。2010年代、ディズニーはアップデートされた?新海誠はセカイ系ではなかった?アニメーションの「伝統」は消えた?アニメーション表現は空洞化している?CGアニメーションは私たちを「ゾンビ化」する?『君の名は。』『この世界の片隅に』『聲の形』の3本は、なぜすごい?『夜明け告げるルーのうた』のフラッシュ・アニメーションは何が新しい?21世紀のアニメーション表現の変化は、私たちのあり方や、人間のあり方、世界との関わり方の変化である。アニメーションはいかに俊敏に、繊細に、そして強力に、「私たち」を映し出しているのか。現在進行形のアニメーションの性質の変容を分解し、いま起こりつつある変化をとらえ、旧態依然としたアニメーション史のアップデートを図る、挑戦的かつ画期的な入門書の登場。この1冊で、21世紀のアニメーションの見方がわかる/見方がかわる!これまで見えてこなかった、あたらしいアニメーションの地平が、この本の向こう側に見えてくる──。
作品情報
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