天国に一番近い会社に勤めていた話 電子書籍版
1430円(税込)
作品内容
警察官になる夢を持って公務員試験に合格したが、ある理由で退職に。夢を砕かれたその後、壮絶なるクソ人生をブログに発信。読者からの励ましにより、死ぬことを思いとどまる。小さい頃の夢は警察官になることだった。公務員試験に合格し、警察学校に行ったものの、わずか半年で辞めることに……。夢を砕かれたあとの主人公ハルオサンの壮絶なる人生はいかに!※本書は、ブログを再編集・再構成した書下ろし。================元タンクトップ少年は確かにクレイジーな男でした。しかし、この会社に足を踏み込めばただの一般人に成り下がります。強盗、暴行、傷害、詐欺。この会社の従業員の大半は……、ありとあらゆる(元)犯罪者の集まりだからです。『人生の道』を踏み外し、どこにも行き場所がなくなってしまった人間が、最後に辿り着く場所が、ココなのです。警察官を辞めた私も、真っ当な人間ではありません。もう染まっているのです……。真っ黒に。 ――本文より================夢を砕かれたその後、スイミングスクールのアルバイトの子どもたちに傷心を癒してもらう。そして、長い就職活動した末に入った家具屋では、死後部屋の清掃をするはめに。月収25万円の求人広告にひかれて入社した会社は、元犯罪者ばかりの究極のブラック企業。そこで知り合った女性と婚約するもの、相手の5股が発覚。またもや傷心。即採用された次なるベンチャー企業も、たとえるのなら地獄の沼という名のブラック。行き場を失ったハルオサンは、ドロドロの日雇いをしながら起業を。しかし……。このクソ人生にピリオドを打つために、死ぬ覚悟で始めたたった1つのこととは……。
作品情報
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