だから数字にダマされる 「若者の○○離れ」「昔はよかった」の9割はウソ 電子書籍版
1650円(税込)
作品内容
「最近の若い人は内向き志向で海外旅行に興味がない」――。これ、ウソです。統計調査やアンケートの結果は、そのまま受け止めると実態とズレが生じてしまいます。日本からの海外渡航者に占める20代の比率が大きく下がっている。これは事実。しかし20代の人口そのものが少子化で大きく減っているのだから、20代の渡航者も減るのは当然です。20代の中で渡航者の割合をみると、80年代後半のバブル期の20代よりも上回っています。「若者の海外旅行離れ」はかなり無理がある。ウソと言っていいでしょう。 いわゆる「統計にダマされない」系の本では、「数字で一般人をダマして買わせようとする悪い大人がいるから、惑わされないようにしよう」という趣旨のものが多いですが、学者やアナリストら統計のプロらも意図せず検証を欠いたデータを公表し、それをメディアが無批判にニュースとして報じることで、おかしな数字が悪意なくニュース視聴者・閲覧者に届いてしまっているのが実情です。本書ではそうした具体的な事例をケースに分けて紹介し、違った角度からの見方を提示します。<紹介事例>・消費不況の元凶は、モノを欲しがらない若者のせい?・内向き志向の若者急増で「海外旅行」に興味ナシ?・「キレる若者」が急増しているのは教育が悪いから?・最近の若者は「政治」に興味がないのか?・保育園建設に反対しているのは中高年のオヤジ?・訪日観光客向け商戦は「爆買い」終了で崩壊したか?・「使える人材輩出大学」 ワースト1位は○○大学?・禁酒すると早死にするって本当?・開票速報番組 なぜ開票率数%で「当確」が打てるのか? ほか多数
作品情報
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