問題解決のジレンマ―イグノランスマネジメント:無知の力 電子書籍版
1408円(税込)
作品内容
思考の限界を超えよう!巨人ピーター・ドラッカーが最後に挑もうとした「無知の活用法」ピーター・ドラッカーは亡くなる約2年前のインタビューで、「書き残したテーマがあるとしたら?」という質問に対して「無知(イグノランス)のマネジメントだ。もし書いていたら、私の最高傑作になっただろう」と語っている。ソクラテスは「自分がいかに知らないかを知る」=「無知の知」を唱えた。本書は、ソクラテスとドラッカーが唱えた「無知」に着目して、「無知」に気づき、「無知」を活用する「問題発見」のための思考法を体系化している。「知識量で勝負すること」や「与えられた問題を解くこと」は、もはや人間が取り組む問題ではなくなってきている。人間が集中すべき課題は、新しい問題を発見し、定義する(広義)の問題解決の「上流部分」にシフトしている。「下流」の問題解決と「上流」の問題発見では、必要な着眼点も価値観もスキルも異なる。本書では、「アリとキリギリス」のアナロジーによって、問題解決型と問題発見型の2つの思考回路を対比し、その対立構造を明らかにしている。アリとキリギリスが共存共栄できる道はないのか。キリギリスのように「跳んで考える」ためにはどうしたらいいのか。「問題発見のための思考回路」を理解し、「無知・未知」を意識することで、「常識や壁」を打ち破る発想が生まれる。すなわち、キリギリスのように新しいフロンティアに向かって、高く跳び立つこともできるようになる。【主要目次】PART1 「知」と「無知・未知」~その構造を明らかにする 「知らないことすら知らない」=「未知の未知」という死角 「知」は事実と解釈の組み合わせ 「無知・未知」を考えるためのフレームワーク 既知と未知との不可逆的サイクル ソクラテスとドラッカーが唱えた「無知」の二つの視点PART2 「問題解決」のジレンマ~「問題解決」できる人は「問題発見」ができない 「知(識)の」ジレンマ 「閉じた系」のジレンマ 「問題解決」のジレンマPART3 「アリの思考」vs.「キリギリスの思考」~問題解決から問題発見へ 「アリの思考」と「キリギリスの思考」の違い 「ストック」から「フロー」へ 「閉じた系」から「開いた系」へ 「固定次元」から「可変次元」へ 「特異点」からの問題発見法 アリとキリギリスは共存共栄できないのか PART4 問題発見のための「メタ思考法」~次元を上げて問題を発見する 上位概念と下位概念 「抽象化・アナロジー」で次元を上げる 思考の「軸」で次元を上げる 「Why(上位目的)」で次元を上げる 「メタ思考法」を活用するために
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