レジリエンスとは何か―何があっても折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる 電子書籍版
1496円(税込)
作品内容
レジリエンスとは「しなやかな強さ」と訳します。強い風にも重い雪にも、ぽきっと折れることなく、しなってまた元の姿に戻る竹のように、「何かあってもまた立ち直れる力」のことです。いまの日本はこの「レジリエンス力」がとても弱くなっていると著者は言います。たとえば、効率やコストを重視するあまり、資材の調達先を一社に絞った結果、3・11のような大きな震災の場合、企業は立ちゆかなくなってしまう。同じように効率重視で行われているのは企業経営だけにとどまらず、教育、子育て、地域社会、環境でも垣間見ることができます。しかし、世界では、このレジリエンスの研究が進んでおり、上記のような様々な面でレジリエンスへの取り組みが積極的に行われています。世界のレジリエンス研究家とともにレジリエンスの研究を深め、啓発活動を行ってきた著者が、レジリエンスがかつてないほど必要となっている日本と日本人にレジリエンスの考え方と取り組み方を世界の実例を交えながら解説します。【主な内容】序章 レジリエンスとは何か第1部 レジリエンスの基礎を知る第1章 生態系のレジリエンス第2章 折れないこころをつくる~レジリエンスの心理学 第2部 折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる第3章 折れない子どもをはぐくむ学校~レジリエンスを高める教育第4章 折れない子どもを育てる~家庭で高めるレジリエンス第5章 温暖化にも折れない暮らしをつくる第6章 災害にも折れない暮らし・地域をつくる第7章 折れない自治体や都市をつくる第8章 住民の力で、何があっても折れない地域をつくる第3部 自分と家族のレジリエンスを高めるには第9章 折れない人生・折れない暮らしをつくる
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧