日本の中小企業―CRDデータにみる経営と財務の実像 電子書籍版
3762円(税込)
作品内容
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。日本経済における中小企業の果たす役割は大きいが、その平均的な姿や経営・財務の実態については、驚くほどわかっていない。各種の統計数字は出ているものの、これは一定規模以上の中小企業から集計した平均値をベースにしており、個々の中小企業の姿が見えてこないという難点があった。そうしたなか、本書では、中小企業信用リスク情報データベース(CRD)という新しいデータをもとに中小企業の実態を明らかにする。CRDは1997年に始まり、全国250の信用保証協会・金融機関がデータを提供し、全国の中小企業200万社以上の経営財務データが蓄積された、高精度かつ広範なデータベースである。本書では、このCRDを利用することで、日本の中小企業の経営と財務の実態をマクロ的に分析する。本書では、今まで見えてこなかった実態を初めて数量化・透明化している。その他、グローバル化、IT化のなかでのあるべき姿、中小企業金融、米国・EUとの比較、および政策的な見直しまでを提言する。【主な内容】序章問題意識と本書の構成第1章CRDからみた中小企業の姿第2章CRDからみた中小企業の収益状況第3章CRDからみた中小企業の財務状況第4章CRDからみた中小企業の経営財務動向第5章中小企業金融のあり方をめぐって第6章欧米主要国の中小企業政策第7章ベンチャーファイナンスをめぐって第8章中小企業活性化のための政策提案
作品情報
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