日本の特別地域 特別編集38 これでいいのか 新潟県(電子版) 電子書籍版
838円(税込)
作品内容
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。新潟県でイメージするもの。豪雪、田中角栄、アルビレックス新潟……人によってさまざまだろうが、リサーチすると「食」がもっとも多いそうだ。なるほど、グルメに関心が無い人でも、新潟と聞けば「コシヒカリ」ぐらいは思い浮かべるかもしれない。魅力的な食コンテンツを持つ新潟の好感度は、都道府県のなかでもけっこう高いのだ。だがこれはあくまでも県外者の視点である。飯がウマい、酒がウマい、名湯や自然が豊富――。そんな新潟はまるでパラダイスのようだ。しかし!その新潟から人が減り続けている。おそらく県外者が感じる好印象とは裏腹に、県の内側には大きな問題が潜んでいるのではないだろうか?もともと新潟には驚くほど人がいた。やがて大量の出稼ぎにより、人が県外に流出した。さらに上越新幹線や関越道などのインフラ整備によって、多くの若者が新潟を後にした。県も人口の流出を食い止めたい。でも雇用が無いから地元に留まらないし、出て行った若者も戻れない。新潟にウマい飯はあっても、その食い扶持を得る手段が不足しているのだ。さらに若者がいないから高齢化が進み、過疎に怯える地域は広域合併に頼り、多くの市町村(故郷の名前)が住民の願いむなしく消失していった。廃れまくる新潟。県は過去の栄光を取り戻そうとするかのように「新潟州構想」を打ち出したが、それもどうなのよ!!本書では新潟県を構成するさまざまなファクターを取り上げて丹念に調査・取材し、新潟の本質や問題点を探った(最後に提言もさせていただいた)。これを読んでみなさんはどう感じるだろうか?まあ、地酒でも飲みながら肩肘張らず読んでいただければ幸いです。
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