100年の坊っちゃん 電子書籍版
880円(税込)
作品内容
『坊っちやん』の魅力の一つに、体感できる文体、という特徴があげられる。リズム感のある、いきいきと動くような文体すなわち、文体が生きているのである。生きているのは文体ばかりではない。坊っちゃん、うらなり、赤シャツ、マドンナ、山嵐などのキャラクターが生きている。100年生き続けた作品の命の核は、まさにここにあると言ってもよいだろう。(「あとがき」より)――気鋭の研究家による坊っちやん論!あらゆる資料を検証し綴られた本書は、納得の一冊!!●第一部『坊っちやん』を読む(第一章『坊っちやん』と『おバカさん』――キリストの描かれ方/第二章<次女>の欠如、<父>の不在――『坊っちやん』『こゝろ』をめぐってほか)●第二部検証『坊っちやん』文献(単著単行本/単行本(編著・共著)掲載文献ほか)
作品情報
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