ポツダム看護婦 (上) 電子書籍版
385円(税込)
作品内容
「戦争が激しくなったら、外地に女性も行くようになるかもしれないわよ」太平洋戦争時、軍籍を持って、つまりは「女性兵士」として戦地へ出兵された日本人女性たちがいた。この歴史的事実を知る者は少ない。九〇歳を超えた現在も、無二の親友として交流の深い二人である、鰐淵照子と大賀幸子。彼女たちは、血と火薬の匂いが煙る最前線において、一体何を見て、何を感じたのか。本書は、数奇な運命をたどり、戦地をくぐり抜け、青春時代を送った二人の女性の物語である。プロローグ第1章元気少女・照子とご令嬢・幸子第2章タイピストの職務に就く第3章照子が戦地で目にした戦争第4章照子と幸子、海軍省で出会う●村上和巳(むらかみ・かずみ)1969年、宮城県生まれ。中央大理工学部卒。医療専門紙記者を経て、現在は国際紛争、安全保障、医療・科学技術などを取材するフリージャーナリスト。著書に『化学兵器の全貌』(三修社)、『大地震で壊れる町、壊れない町』(宝島社)、共著に『戦友が死体となる瞬間戦場ジャーナリスト達が見た紛争地』(三修社)、『タリバン戦争の謎』(祥伝社)など。最近は東日本大震災に専念。震災関連共著『3.11絆のメッセージ』(東京書店)、『風化する光と影東日本大震災特別レポート』(マイウェイ出版)。国際ジャーナリスト連盟(IFJ)2012JAPANAWARD東日本大震災部門奨励賞受賞。
作品情報
同シリーズ
作者の関連作品作者の作品一覧