潜航艇「鷹の城」 電子書籍版
660円(税込)
作品内容
〈収録作品〉潜航艇「鷹の城」/地虫/倶利伽羅信号/人魚謎お岩殺し/一週一夜物語〈付録〉小栗虫太郎による作品解説。 (著者紹介)明治三四年、東京神田に生まれる。本名小栗栄次郎。京華中学と正則英語学校に通う。『ある検事の遺書』『紅殻駱駝の秘密』等を書きため、昭和八年『完全犯罪』を発表してより、本格的創作活動に入った。無類のぺダントリー、諸学百般からの博引傍証により、密室殺人をバロック風一大迷宮に仕立てあげた、傑作『黒死館殺人事件』には碩学幸田露伴も注目したといわれる。あるいは新伝奇小説と銘打たれた『二十世紀鉄仮面』、また「秘密結社もの」、「魔境もの」と、彼の構成は既成の枠を越えた規模で、凝らされていったが、二一年、『悪霊』執筆中、〈鬼才〉の名を遺して逝去した。
作品情報
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