カーテンコール【イラストあり】 電子書籍版
440円(税込)
作品内容
柏木愁弥が親友と二人きりで支えている大学の演劇部『慧』に、入部してきたのは、城下青という関西弁の美少年。新人に似合わないずけずけとした物言いは、確かな演劇経験に裏付けされていて、愁弥は初日から振り回されっぱなし……。青の入部に伴い、廃部寸前の演劇部の存続をかけた『レベッカ』の公演が決定する。練習は順調だったが、愁弥は自分が作・演出でありながら、青の手のひらの上で踊らされているような気持ちになっていく。「俺は、柏木さんの書いた人物を自分の肉体、使うて再現してるだけや」と青は言うが、愁弥は納得できない。その上、ゲイだという青に「な、いっぺんためしてみ?」と迫られ、愛撫を許してしまう。身体は快感を得たが、男同士のつきあいには踏み切れず、さらに悩みを抱える愁弥。そんな時、公演予定だったホールが手違いで使えなくなるという事態になり、公演そのものが危ぶまれることに……。※本作品はイラスト入りです。
作品情報
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