私たちのマルクス 電子書籍版
1045円(税込)
作品内容
マルクスは生前「私はマルクス主義者ではない」と語った。それほど彼の思想はさまざまに解釈され、世界を席巻し攪乱する。しかしその後、1991年のソ連崩壊とともにその影響力は急速に衰えた。が、21世紀に入って起こったリーマンショックやコロナ禍、気候変動危機によって、近年、再びマルクスに注目が集まり再評価が進んでいる。著者はマルクスを現代に生きる古典として読み、生きて考える上で役に立つ入門書として本書を残した。三十年余の時を経ても変わらぬ価値を持つ名著が今、甦る。(本書を)今読むと、 1990年代という難しい時代に刊行されながら、教条主義に陥ることも、マルクスを時代遅れとして退けることもない、見事にバランスの取れた入門書が存在していた事実に感銘を受ける。「自分が何のために生きているのか」という問いをめぐって、マルクスから生きるためのヒントを得ようとする姿勢が、過度な肯定にも全面的な否定にも傾かない、ちょうど良い塩梅になっているからである──(斎藤幸平氏の「序文」より)
作品情報
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