メソポタミアのボート三人男 電子書籍版
2420円(税込)
作品内容
川旅は土地のいちばん低いところを行く――。トルコ東部のティグリス=ユーフラテス川上流域をボートで下る辺境作家(高野秀行)と探検家(山田高司)。彼らの行く手には予想もしない出来事や人々が立ち塞がる。そして第三の男の正体は?自然と文明、名言とぼやき、危機と笑いが交錯する前代未聞の川旅ノンフィクション。『イラク水滸伝』のB面的側面を、たくさんの写真とイラストでお送りします。■目次プロローグ トリアーナの舟第一章 川の源はトラブルの源1―1ユーフラテス川源流はゲリラの拠点1―2衝撃の出発1―3妖精一家のマネージャー1―4メン・イン・ブラックの惨劇1―5トルコし苦労の村第二章 不条理な人生、理不尽な旅2―1ムシュで虫になる2―2ハンマームでエビになる2―3橋の下をたくさんの水が流れた第三章 世界でいちばん美しい川3―1知られざるトルコ最大の「秘境」へ3―2多次元宇宙ダルスィム3―3奇跡の聖地ムンズル3―4大きくなった妖精たち第四章 アレヴィーの聖なる楽器サズ4―1「趣味」を調べることなかれ4―2幻のサズ奏者を探せ!4―3サズとアレヴィーとコミュニスト第五章 川と歴史は遡るべし!5―1非常識なほどの紆余曲折5―2人類の歴史を塗り替える遺跡5―3ディープグルメ vs ディープヒストリアン5―4火と水の都ディヤルバクル第六章 ティグリス川 世界最後の舟旅6―1超巨大ダム湖に沈む川6―2川の番人「バクチ」6―3濁川芭蕉も涙する夕べかな6―4大峡谷の探検第七章 異世界のメソポタミア7―1「江戸ポタミア」の舟旅7―2十条のメソポタミア7―3真逆のクルディスタン第八章 帰ってきたボート三人男8―1鳥の目、虫の目、タヌキの屁8―2王様の川下り8―3ソウルフードをめぐるささやかな体験8―4ロストロストロスト【著者プロフィール】高野秀行(たかの・ひでゆき)一九六六年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』をきっかけに文筆活動を開始。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションのほか、東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。〇五年『ワセダ三畳青春記』で第一回酒飲み書店員大賞、一三年に『謎の独立国家ソマリランド』で第三五回講談社ノンフィクション賞、一四年同作で梅棹忠夫・山と探検文学賞、二四年山田高司とのチームで「イラクの巨大湿地帯(アフワール)探検」により、2023植村直己冒険賞、同年『イラク水滸伝』で第三四回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。
作品情報
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