増補改訂版 歌舞伎キャラクター絵図厳選55演目の楽しみ方と観劇の基本がわかる本 電子書籍版
1892円(税込)
作品内容
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。★ 知るほどおもしろい!★ 個性豊かな登場人物にフォーカスし 「役柄」「名台詞」「見どころ」を解説★ 歌舞伎ならではの衣裳・メイク・ 演出など各演目の「押さえどころ」がわかる!教養がないと歌舞伎の面白さはわからない…!?そんなイメージを、個性豊かな登場人物たちが払拭してくれます。まずは歌舞伎の基本をおさらい。そして躍動感たっぷりに描かれたイラストで演目の押さえどころをインプット。さらに散りばめられた観劇のヒントや豆知識で、あなたも歌舞伎通の仲間入り。ようこそ! Kabuki Wonderlanndへ◇◆◇ イラストレーターからのコメント ◇◆◇ある時、歌舞伎を観ていたら、豪華な衣裳、所作、言葉……あれ? こんなキャラクター、原宿あたりで見なかったかなと感じた。歌舞伎は「傾(かぶ)く」という意味らしいけど、案外日本人は、昔からファッションだって何だって、傾いていたんじゃないかなあ。「ユーモアの無い没個性の日本人」と言われることもあるけれど、この個性豊かな歌舞伎の演目を観ていると、とてもそんなことは考えられない。中には役者さんをずらりと並べた出し物もあり、物語は二の次。それはまるでファッションショーのようで、衣裳以外でも、それぞれが強烈な個性を見せる。忠義とか義理人情とか、一見、封建的な話が多いけれど、待てよと考えてみた。題材はそのような物語を借りてきて自分の言いたいことを言っているようで、その時代の大衆の知恵、奇抜なスタイルで自らをアピールするアウトローたちのエネルギーのようなものを感じる。それが今に続いている理由かもしれない。この強烈で華麗な歌舞伎のキヤラクターを列べるだけでもワクワクする。また役どころからその歌舞伎を観ると、案外違った奥深さを感じ取れるのではと考えた。この本では、そのユニークな歌舞伎キャラクターをイラストレーターの目で選び出し、ランダムに描きだしてみた。きっと若い人も、「あんな古いもの」と思わずに、歌舞伎のことを好きになるに違いない。「故きを温ねて新しきを知る」とあるがその通りで、歌舞伎についても的を射た言葉だと思う。さあスター・ウォーズも顔負けのキャラクターを訪ねよう。そして一緒に「傾き」ましょう。イラストレーター 辻村 章宏◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇☆ 三大歌舞伎* 義経千本桜* 鳥居前* 渡海屋・大物浦(碇知盛)* 鮓屋* 四の切(河連法眼館)・・・など☆ 時代物* 暫* 俊寛(平家女護島)* 熊谷陣屋(一谷嫩軍記)* 景清* 石切梶原(梶原平三誉石切)・・・など☆ 世話物* 曽根崎心中(お初徳兵衛)* 源氏店(与話情浮名横櫛)* 法界坊(隅田川続俤)* 四谷怪談(東海道四谷怪談)* 鞘当(浮世柄比翼稲妻)・・・など☆ 所作事* 鷺娘* 関の扉(積恋雪関扉)* 土蜘* 身替座禅* 雨の五郎(八重九重花姿絵)・・・など※ 本書は2019年発行の『歌舞伎キャラクター絵図厳選53 演目の見方・楽しみ方 新版』を元に加筆修正・再編集し、書名・装丁を変更してあらたに発行しています。
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