雀ちょっちょ 電子書籍版
2200円(税込)
作品内容
天才・大田南畝はなぜ筆を折ったのか?守るべきは、文化か、家族か。『まいまいつぶろ』『またうど』の著者がおくる、心震える江戸の家族小説!平賀源内から高い評価を受けたことを皮切りに、文人としての名声をほしいままにしていた大田南畝。蔦屋重三郎とも交流を重ね江戸の狂歌を牽引する存在になるが、田沼意次の失脚と松平定信の台頭により、出版界に粛清の嵐が吹き荒れる。一方、長男・定吉には、大田の家に時としてあらわれる「魔」の萌芽が見え――。狂歌への思いと家族愛。天才・大田南畝の知られざる葛藤を描き切る傑作長編!
作品情報
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