名画で読む「音楽の秘密」 電子書籍版
2090円(税込)
作品内容
絵画から溢れる音に耳を澄ます絵画は「見る」芸術、音楽は「聴く」芸術――しかし両者は、思考の奥で密かに響き合っている。ラヴェルやムソルグスキーが名画から音を掬い上げたように、画家たちもまた、筆で音楽を奏でようとしてきた。本書は、絵画がどのように「音」や「旋律」を描いてきたのかを、時代と作品を横断して読み解く試みである。静止した絵の中に流れる時間、沈黙の中に聴こえる響き――視覚と聴覚のあいだに潜む、美の秘密に触れたい人に贈る珠玉のアートエッセイ。オールカラー! 図版45点収録【目次】第1章 絵画で音を出す第2章 鳥女の歌声第3章 神話の産物第4章 音楽のエロス第5章 死の音楽第6章 楽器の象徴性第7章 庶民の楽器第8章 描かれた楽譜第9章 オペラ歌手第10章 ダンス音楽第11章 音楽の拷問第12章 富裕層のサロンコンサート第13章 王の音楽事情第14章 中産階級の家族コンサート第15章 野外コンサート第16章 フェルメールと音楽第17章 子どもと音楽
作品情報
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