たとえば孤独という名の嘘 電子書籍版
1899円(税込)
作品内容
一話ごとに反転する真相に驚愕必至!「……俺はいつからハメられてたんだ?」〈姫川玲子シリーズ〉〈ジウシリーズ〉を手掛ける警察小説の名手の新境地は、1話ごとに真相が反転する、慟哭の【警察×スパイ】ミステリー。◇◇◇警視庁公安部の佐島はある日、被疑者取調べに駆り出された。大学時代の友人・稲澤が、勤務先の女性部下・矢代を殺害した容疑をかけられていたのだ。被害者はなぜか、二人が学生時代に共に恋焦がれた女性・綾と瓜二つだった。容疑を否認しつつ稲澤は言う。「矢代は中国のスパイだったんじゃないか」取調べを終え部屋を出ると、そこには特捜幹部が顔を揃えていた。彼らは1枚の紙を佐島に突きつけた――いったい、何がどうなっているんだ?◇◇◇1話ごとに視点人物が移り変わり、それによって明らかになってゆく事実。事実が事実を揺るがし、真相は煙雨のなかに彷徨う。ラストに辿り着いたとき、あなたの頬に流れるのは、涙か、雨粒か――。◇◇◇――私に残ったのは、あの人だけだった。だからこそ、赦せなかった。
作品情報
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