海峡両岸知識人の漂泊と越境 電子書籍版
5720円(税込)
作品内容
台湾におけるディアスポラ経験の歴史的構造と文化的越境移民・植民・遺民――台湾の歴史に刻まれた多層的なディアスポラ経験は、地域的特殊性を超えて世界史的普遍性を帯びる。本書は、1930年から50年代の台湾の文化再構築、言語政策、文学の越境と再生を通じて、アイデンティティの揺らぎと文化的意味の生成を探る。制度分析と個人の語りを交差させながら、台湾という場における「存在/不在」の歴史的位相を照射する。
作品情報
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