理系の読み方 電子書籍版
1980円(税込)
作品内容
………………… ★ヨビノリたくみ氏(教育系YouTuber)推薦!★ 「この熱量で話しかけてくる大学院生時代の友人を思い出しました。理系の良いところと悪いところの全てが詰まった一冊です!」 ………………… 『変身』(カフカ)、『百年の孤独』(ガルシア=マルケス)、『灯台へ』(ウルフ)、『これはペンです』(円城塔)……。古今東西の名作を題材に、理系のバックグラウンドを持つ作家・大滝瓶太が小説を理系的に読み解く読書エッセイ。小説の「ジャンル」って誰が決めてるの? 「メタフィクション」ってなんであんなにとっつきにくいの? 「一人称」「三人称」みたいな「人称」って、結局何がどう違うの? こういう「文学っぽい」話題に、物理や数学といった理系的な見方を加えると、小説の仕組みがグッとクリアに見えてきます。たとえばカフカの『変身』や『城』を熱力学的に読んでみるとどうなるか、ミステリはなぜ解けるのか、いい感じの文章が小説っぽく見えるのはどうしてか……この本では、あの手この手で文学作品を理系的に読んでいき、「ただの言葉の積み重ねが、どうして『小説』になるのか」という大きな謎にまで迫ります。つまりこれは、「小説ってなんでおもしろいんだろう?」という問いに、理系的なアプローチで挑む読書体験。小説は難しそうで敬遠してきた人にこそおすすめしたい、新感覚の読書ガイドです。
作品情報
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