空、はてしない青 上 電子書籍版
2189円(税込)
作品内容
致命的な心の傷を、人はいかにのりこえうるか? ささやくような美しい声で、答えてくれる物語。(川上弘美 / 作家) 旅をするとき、人は同時に、命を見つめているのではないか。(西加奈子 / 作家) この“旅”の体験と記憶は、いつまでも失われない。自分もいつかは“最高の旅”を誰かとしてみたい。人生に終わりはないのだ。(小島秀夫 / ゲームクリエイター) あらすじ 「若年性アルツハイマーと宣告された男性、26歳。人生最後の旅の道連れ募集」。エミルは病院と周りの同情から逃れるため、旅に出ることにした。長くても余命2年。同行者を掲示板で募集したところ、返信が届いた。「高速道路の三番出口で待ち合わせしよう。こちらは、つばの広い黒い帽子にゴールドのサンダルに赤いリュック。どう?」。現れたのはジョアンヌと名乗る小柄な若い女性。自分のことは何も語らない。2人はとりあえず、ピレネー山脈に向けキャンピングカーで出発することにした。それは、驚くほど美しい旅の始まりだったーー。爽やかな筆致で描く、命と愛、生きる喜びについての感動大長編。
作品情報
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