シュリック教授殺害事件 電子書籍版

  • シュリック教授殺害事件 電子書籍版
  • 3850円(税込)

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    作品内容

    現代英米哲学/分析哲学のルーツとなった20世紀最大の思想的ドラマを活写した圧巻のノンフィクション大作なぜ彼は殺されねばならなかったのか?──1936年6月22日、論理実証主義を掲げる「ウィーン学団」の哲学者モーリッツ・シュリックが元教え子に射殺された。ナチス台頭期の不寛容と反知性主義を象徴する事件を軸に、現代英米哲学/分析哲学のルーツとなった思想運動の興隆と蹉跌を活写する。学団の枠を超え、アインシュタイン、フロイト、ハイデガー、ウィトゲンシュタインら、時代を画した知性の運命が激しく交錯する哲学的群像劇にして、いまふたたび危機の時代を迎えた私たちに鋭く問いを投げかける圧巻の歴史ノンフィクション。「私たちはポストトゥルースやフェイクニュースといった言葉が飛び交う時代を生きている。このような環境においては、経験主義がかつてないほど重要なものになる。そこで、私の希望としては、すでに失われた世界において活躍していた一群の素晴らしい思想家たち、その知的態度に共感することが容易であるような思想家たちへの関心を復活させるのに、本書が何らかの形で役に立つことを願っている」(本書より)【目次】序文謝辞第一章 プロローグ──さらば、ヨーロッパ第二章 小さな雄鶏と象第三章 拡大する学団第四章 禿のフランス王第五章 ウィトゲンシュタインの魔法第六章 赤いウィーンのノイラート第七章 コーヒーとサークル第八章 カウチソファと建築第九章 シュリックへの望まれざる贈り物第一〇章 異邦人たちの来訪第一一章 最も長い憎しみ第一二章 赤いウィーンの暗黒の日々──「カルナップがあなたを待っている」第一三章 哲学的な論争第一四章 非公式の反対勢力第一五章 くらえ、このくそったれ写真第一六章 側近グループ第一七章 脱出第一八章 シンプソン嬢の子どもたち第一九章 戦争第二〇章 亡命第二一章 遺産原注登場人物年表監訳者あとがき文献表索引

作品情報

出版社
晶文社
提供開始日
2025/08/25
ジャンル
ビジネス・実用

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