記憶するチューリップ、譲りあうヒマワリ 植物行動学 電子書籍版
3410円(税込)
作品内容
《推薦》養老孟司氏(解剖学者)「生きることの本質を植物から学ぶ、植物学の最新の成果。非常に興味深い」私たちはこれまで、植物を「受け身の存在」と見なしてきた。動かず、しゃべらず、ただ生えているだけのもの。だが近年の科学は、その前提を静かに覆している。トマトは水分が不足すると音を出す。トウモロコシは虫に食べられると、その虫の天敵を呼ぶ。こうしたメカニズムは自然な現象か、あるいは植物が意図的に引き起こしているのか? 最新の植物行動学の見地から、生物の「知性」や「主体性」とはなにかに迫る! 目も耳も脳もない彼らが、なぜそんなことを「知っている」のか?「植物の生きかたは驚異的で、その限界がどこにあるのかを本当に知っている人は誰もいない」──本書より目次プロローグ第一章 植物の意識に関する疑問第二章 科学界の意識はいかに変わるか第三章 植物のコミュニケーション第四章 鋭敏な感覚第五章 耳を地面に当てて第六章 (植物の)体は数を記録する第七章 動物との会話第八章 科学者とカメレオンつる第九章 植物の社会生活第一〇章 次世代への継承第一一章 植物の未来謝辞訳者あとがき原注
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