鮮やかに、色を残して 電子書籍版
1320円(税込)
作品内容
悲しいときは泣いていいんだよ。我慢した分、たくさん泣こう。わたしがちゃんと受け止めるから。自分ばかりが苦しんで、傷ついた気になっていた俺に、きみは泣いてくれたーー。自分を思い出せない彼女との悲しいぐらいに美しいあの冬の奇跡中高生を読者購買層と想定した、主婦と生活社によるブルーライト文芸レーベル「セツナイ青」シリーズ第3作品。母親を突然事故で亡くした主人公である男子高生の後悔、サッカー部からの退部という挫折、かつての同級生との思わぬ再会、初めて経験する恋、母親の死にまつわる真実、そしてすべてが明らかになる慟哭のラスト。誰もが最後に必ず涙する、感涙必至のストーリー。男子高校生と女子高生の王道の恋愛モノでありながら、年頃ならではのそれぞれの悩みを抱えたふたりに思わず共感する、「セツナイ青」シリーズならではの純愛青春小説です。<ストーリー概要>人生はこれからだよ。暗いトンネルを抜けた先には光が差し込む。希望が待ってる母親を交通事故で亡くした鹿野光希は、熱中していたサッカー部を辞めて、無気力な日々を過ごしていた。そんなある日、車に轢かれそうになったところを中学時代のクラスメイト、春沢香澄に助けられる。活発だった鹿野の変貌ぶりがほっておけなくなった香澄は、「この冬休みをいっしょに過ごそう」と強引に誘う。春沢のつねに前向きな明るさと強さに、次第に心惹かれていく光希だったが、彼女は、かつての自分を思い出せないという悩みを抱えていたーー。ある日突然、大切な人を失った人間の後悔と、未来に生きる大切さを描く、感動の青春恋愛小説。すべてが明らかになる慟哭のラストに、涙が止まらないーー。<目次>第一章 灰色に染まった世界 第二章 昼を欺く第三章 宵の口第四章 曙光 第五章 鮮やかに、色を残して <装画&挿絵>まかろんK
作品情報
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