高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン 電子書籍版

  • 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン 電子書籍版
  • 1100円(税込)

    • 本作品について、無料施策・クーポン等の割引施策・PayPayポイント付与の施策を行う予定があります。
      この他にもお得な施策を常時実施中、また、今後も実施予定です。詳しくはこちら

    作品内容

    北朝鮮の歴史から消された大阪・鶴橋育ちの少女の愛と死圧倒的取材力!親族の新証言、晩年の衝撃写真も収録し、高容姫の激動の人生を追うノンフィクション北朝鮮の最高指導者、金正恩総書記の母である高容姫は、大阪で生まれ、鶴橋のコリアタウンで育った。北朝鮮に「帰国」したあと、その美貌でトップレディの座を射止め、故金正日総書記との間で金正恩をはじめ2男1女を産み、育てた。だが、北朝鮮では誰でも彼女のことを知っているのに、口にするのはタブー中のタブーだ。なぜ、高容姫は北朝鮮の歴史から抹殺されてしまったのか?そんな高容姫について、著者は粘り強い取材で謎を解き明かしてゆく。日本にいる「金正恩の伯父」に初めてインタビューし、高容姫の複雑な家族関係を直接語ってもらっている。日本で住んでいた家も初めて特定できた。北朝鮮に「帰国」するために高容姫の乗った船が、新潟港を出発する写真も入手した。容姫がまだ幼い正哲、与正とともに写った貴重なショットもある。高容姫は晩年、乳がんを患いパリの病院で治療を受けていた。その時の写真も関係者から入手した。晩年の面影は、驚くほど現在の正恩にそっくりだ。これらの写真には、金正恩も無関心ではいられないだろう。高容姫は日本での生活を懐かしみ、個人的に日本にお忍び旅行にも来ている。子どもたちには日本のことを話し、日本語を教えていた。正恩にとって日本は「千年の宿敵」などではなく「親族が住む隣国」である。その深いつながりは、日朝の今後を考える上で、貴重な接点になる可能性もある。

作品情報

出版社
文藝春秋(文芸)
提供開始日
2025/06/20
ジャンル
文芸
連載誌/レーベル
文春新書

作者の関連作品作者の作品一覧

この作品が好きな方はこちらもおすすめ