給食のをばさん 電子書籍版

  • 給食のをばさん 電子書籍版
  • 1650円(税込)

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    作品内容

    給食調理員として働くことになった人気中年俳人が、すべての人々へお届けする圧巻の175句。あらゆるものごとを全否定、全肯定し、生まれ変わった姿をさらけ出す最新俳句集。* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *僕は僕が思ふ給食のをばちやんをこれから体験してくる。歌舞伎町のチンピラがどんな「をばさん」になるのか自分でも楽しみだ――(「はじめに」より)包丁を水に沈めて春惜しむ (四月二十一日)ペスカトーレロッソじつとできない子 (五月二十四日)麦味噌や昭和の夏は暑からず (六月二十二日)夏痩せの肩をエプロンずり落ちて (七月十日)名月をつくる身分となりにけり (九月二十九日)ぽたーじゆのぽたぽたぽたと秋ふかむ (十月十九日)鮭喰へば北が恋しくなりにけり (十一月六日)沖縄のもづくに冬を教へたる (十二月十五日)ビビンバの明るさだけの冬の昼 (一月二十四日)手作りのゼリーに気泡日脚伸ぶ (二月七日)鮫の味知つてゐるなり卒業す (三月十五日)こんな愚かな自分が好きだし、僕には愚かさを笑ひにかへ、あたたかく受け入れてくれる俳句がある。愚かな人間にこそ俳句は必要だ――(「あとがき」より)* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

作品情報

出版社
角川文化振興財団
提供開始日
2025/06/20
ジャンル
文芸
連載誌/レーベル
単行本

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