森の戦士ボノロン ポラメル復刻版 【合本シリーズ】2005年 電子書籍版
880円(税込)
作品内容
【この合本版には、『森の戦士ボノロン ポラメル復刻版』2005年6月号~12月号が収録されています。】《2005年6月号 よっぱらいのゴンの巻》のら犬のゴンは、朝からお酒を飲んでよっています。村人たちの台所からお酒をぬすんでいたので、いためつけられ、体はきずだらけです。でも、ゴンにはお酒を飲まなければならない理由がありました。イチョウの巨木だけが、その理由を知っていました。「もうこれいじょうお酒をのんだら、オイラは死ぬ」。ゴンの目から涙がこぼれおちた時――。目の前にボノロンがあらわれます。《2005年8月号 カミナリ赤ちゃんの巻》ある村に、子宝ケヤキとよばれる巨木がありました。この木にお祈りすると、子をさずかると信じられていたのです。子宝ケヤキに毎日お祈りに来ていた村の夫婦、サヤとモイは、ある日そこでとってもかわいい赤ちゃんを見つけます。ふたりは、赤ちゃんをサモと名づけ、大切に家に連れて帰りました。サモの泣き声はゴロゴロギャーン! とまるでカミナリのようです。実は、サモはカミナリ様の子どもだったのですーー。《2005年10月号 約束のゆびきりの巻》とてもやせている女の子ベジは、ヤサイが大きらい。好きなものしか食べないので、お父さんとお母さんはこまりはてていました。ある日、ベジは病気になってしまいました。村の役人たちは、病気がうつったら大変だと、ベジを死神の森に連れて行ってしまいます。スギの巨木の下に置いていかれたベジは、悲しくて涙を流します。すると、ボノロンがあらわれ、ある約束をすれば家に帰してくれると言います。《2005年12月号 雪ホタルの巻》大きなモミの木の下で、旅人のすがたをした石像がポトリと涙を流しました。その石像は、魔法使いに石にされてしまった人間、ポテです。魔法使いはポテが持っていた「雪ホタル」が欲しくて、ポテを石像にしてしまったのです。「雪ホタル」はポテの息子アポルへの誕生日の贈り物でした。ポテが流した涙はモミの木の枝を伝わり、ボノロンがあらわれました。ボノロンはポテを連れて魔法使いのもとへと向かいますーー。
作品情報
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