「電チャリ通」から考えた地域づくり 高校生と一緒に作った安全な町 電子書籍版
2640円(税込)
作品内容
高校生が変わると、地域が変わる超少子高齢化の時代、高校はどんどん遠くなる。中間山村に位置するある高校の通学支援にe-bikeを導入する試みは、やがて生徒たち自らの地域交通安全活動や、地域づくりへの参画を促すことになっていった。「電動チャリ」が拓いた自らのまちへの視野、支えた学校、研究者たちのドキュメント。【主要目次】はじめに(北村友人)本プロジェクトと豊中高校能勢分校の関わり(菅原 亮)第1章 なぜ「電チャリ通」が必要だったか (北村友人)中山間エリアの高校生たちにとっての通学課題/能勢分校における「電チャリ通」プロジェクトの立ち上げ/中山間エリアとしての能勢町第2章 「電チャリ通」の実態と交通安全(岸上祐子)地域魅力化クラブとe-bikeプロジェクト/事故が多い自転車運転の安全性を高めたい/ 自分事になる通学路の事情/地域に関わる人たちも視野に/プロジェクトに関わって能勢分校生たちの声・11.導入前から導入直後/2.プロジェクトが動き出して/3.入学前に期待していたこと第3章 「電チャリ」環境改善のための地域の大人たちとの協働(葉 健人)扱う問題と一連のワークショップのねらい/交通インフラワークショップ(WS1,2):チャリ通における道路利用環境の課題の発見と提案/地域協働ワークショップ(WS4,5):高校生と地域の大人の協働による課題解決/まちづくりワークショップ(WS3,6,7):電チャリのまちづくりでの活用への展開/能勢分校生たちの声・21.交通安全ワークショップに参加して/2.普段の学びとの違い第4章 地域の課題、地域を変える(岸上祐子)高校生からはたらきかける/地域と能勢分校/地域循環へ/若者の視点と愛着へ第5章 生徒の電チャリ運転行動を変える(吉田長裕)交通安全教育の現状/そもそも交通安全教育の目的は何なのか/プロジェクトの目的/採用した行動モデル/行動変容の検証方法/対象/行動モニタリング調査/行動モニタリング調査の結果/WS前後での運転技能の変化/WS前後での運転行動の変化/行動変容要因の分析/探究的学習効果の分析/おわりに第6章 高校生との協創的教育による自己効力感と行動意欲(葉 健人)はじめに/先行研究の整理と本研究の位置づけ/交通に関する協創的な教育の概要とその狙い/協創的な交通教育による意識変容/本章のおわりにコメント・これからの交通社会のあり方を考える「若者のポジティブ感情が導く持続可能な交通まちづくり」(土井健司)「将来の子どもたちの幸せにつながるインフラとは」(馬奈木俊介)第7章 高校生たちが主体的に参加する地域課題改善モデル(北村友人)プロジェクトの活動とねらい/高校生による地域課題改善モデルe-bikeプロジェクトがもたらした能勢の変化(上西将司)おわりに 高校生が変わると地域が変わる(北村友人)
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