饒舌な名画たち 西洋絵画を読み解く11の視点 電子書籍版
2750円(税込)
作品内容
ティツィアーノ、フェルメール、ボッティチェリ、カラヴァッジョ、ゴヤ、ボス、ベラスケスetc. 西洋絵画のポイントを知れば、名画鑑賞はさらに楽しめる。神話、キリスト教、聖母、女神、ファム・ファタル、寓意、魔女、メメント・モリなど、絵の中に散りばめられたヒントとその背景をもとに、美術研究を重ねる芥川賞作家が解説。以下、章タイトル。第1章 聖母とマグダラのマリアの描かれ方~キリストの時間の中にいた聖なる人たち第2章 絵画空間に置かれた「自分」~寄進者の肖像第3章 都市風景が見せる街の肖像~画家たちが記録した都市の姿第4章 絵の中で主役となるもの~物語を包む風景第5章 失われるもの、移ろうものたちの表現者~舞台装置としての小道具第6章 害悪の象徴として作られた魔女~キリスト教的価値観から外れた存在第7章 古代の女神が見つめる先にあるもの~理想美と教訓をもたらす多面性第8章 ファム・ファタル(宿命の女)と呼ばれた女たち~愛がもたらす破滅の運命第9章 絵画の中の夜~夜がどのように生まれ、どう描かれてきたか第10章 画家の目としての鏡~アントニオ・タブッキの短編と奇妙な写真第11章 カンヴァスをはさんで画家が対話する肖像~移ろう姿を切り取って
作品情報
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