文藝 2025年夏季号 電子書籍版
1540円(税込)
作品内容
【創作】古谷田奈月「うた子と獅子男」追い追われる獣たちの魂の咆哮。350枚一挙掲載!顔を上げ、遠くを見て、逃げろうた子――。安居酒屋〈宵吉〉で働く獅子男は、繁華街で高校生のうた子を拾った。バイト先を紹介し護身術を教え込むが、彼女はむしろ暴力に爛々と目を輝かせる。「うた子がいいって言ってんならよくない?」。周囲に擬態し、与えられた身体で世界をサバイバルする者たちの、夢なき人生の逃走。生と暴力の火花が飛び散る注目作!【新連載】円城塔「ホモ・ネクロ」【第1回】モナリザの夏岸本佐知子 尻 on fire 日記【第1回】【創作】桜庭一樹「アンチの恋」×斜線堂有紀「私は呪い、君は愛。」山崎ナオコーラ「すべてが友情(後篇)」文藝賞新選考委員発表・第63回文藝賞応募規定【特集1 働く×ためらう】◎対談鈴木涼美×勅使川原真衣「能力主義から降りる 傷つきを語る、もうひとりのわたし」◎創作長井短「すべてくれてやるから」ある本屋で「ご主人」に買われていった「俺」。だが多忙なご主人はなかなか俺を読んでくれない。部屋中に積まれた本たちと共にご主人に振り向いてもらおうと頑張る俺だが、過労のご主人はどんどん様子がおかしくなっていき――。石田夏穂「ボットちゃん」李龍徳「どうか大いなる哀れみを我らに」大崎清夏「忘れもの」竹中優子「骨折」◎エッセイゆっきゅん「あたしのまま働くんだ!」草野なつか「反母性信仰考」◎特別企画麻布競馬場+鈴木祐「文学好きに薦めるビジネス書×ビジネス書好きに薦める文学12冊」【特集2 ドゥルーズ生誕100周年 終わりなき生成変化】◎対談千葉雅也×福尾匠「芸術以後、哲学以後 101年目の横断」◎エッセイ佐藤究「風、息吹、地獄、窓」町屋良平「意思批判としての小説 ドゥルーズ+ ガタリ、カフカ、青木淳悟」荘子it「アンチ・オイディプスの音楽」◎論考高山花子「誰かの夢の書き起こし」【特別企画 東京の午後を散歩する】 柴崎友香「歩くと思い出す」パク・ソルメ 斎藤真理子 訳 「野菜の買い物」【連載】絲山秋子「細長い場所」【最終回】過去はただの夢皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図II」【第7回】朝吹真理子「ゆめ」【第8回】山本貴光「文芸的事象クロニクル」2024年12月~2025年2月この装幀がすごい!【第15回】ゲスト 津野青嵐/川名潤・佐藤亜沙美【季評】水上文「たったひとり、私だけの部屋で 危機と文学」2024年12月~2025年2月【書評】村田沙耶香『世界99』【評】高山羽根子柴崎友香『遠くまで歩く』【評】小田原のどか金原ひとみ『YABUNONAKA―ヤブノナカ―』【評】瀬戸夏子山下澄人『わたしハ強ク・歌ウ』【評】小森はるか羽田圭介『バックミラー』【評】燃え殻朝比奈秋『受け手のいない祈り』【評】上田岳弘滝口悠生『たのしい保育園』【評】東直子金子薫『愛の獣は光の海で溺れ死ぬ』【評】小川公代大前粟生『物語じゃないただの傷』【評】星野概念
作品情報
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