パラサイトの春 電子書籍版
748円(税込)
作品内容
コロナは全世界的なパンデミックとなった。いや、まだ現在進行形である。パンデミックとは世界的な疫病の流行のことを言う。一方、アウトブレイクとは「ある特定の領域での想定を超える疫病の発生」のこと。いわば集団発生である。著者は獣医科大学卒業後、千葉県の保健所に入職し、長期にわたって食品衛生監視の専門家として活躍した。本書は著者の実際の体験を書き下ろしにて、キーワードは「パラサイト」「アウトブレイク」「菜の花の季節にはセグロを食べてはならない」という地元に伝わる謂れの三つである。昭和から平成へと元号が変わって数年後、房総半島南部の小さな港町に突如として発生した正体不明の病気。地元の病院へは次々と救急患者が担ぎ込まれていく。平和で平穏な小さな町に突如として異変が起きたのだ。管轄保健所の食品衛生担当の職員たちは周囲の憶測や過去の固定化した原因を耳にしながらも必死の病気の正体を探ろうとする。やがて、現場での実態調査から以外とも思える正体が明らかになっていく。あたかもミステリー小説のページを紐解いていくように。本書はミステリーやSF小説の愛好家だけではなく、全国の保健食品衛生に携わる行政マンや大学・民間の食品衛生を研究する人々向けの実践的な方法を習得する絶好のテキストにもなります。自然界で繰り返される営み、その神秘と思いがけない発見――極上のバイオサイエンス小説!
作品情報
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