たんぽぽのうた 電子書籍版
1760円(税込)
作品内容
ベストセラー作家 山崎拓巳推薦! 「あなたの心の中に素敵なタンポポが咲きます」 悲しい、悲しい、過去を持つ少年に訪れた‥‥「たんぽぽのうた」 ------------------ こうたが5歳になった秋のことでした。お母さんは、お産さんのために入院をしました。お母さんからあるひ 「妹の名前をこうたがつけてくれる?」と おねがいをされたので「ヒメちゃん」と名づけました。お母さんとヒメちゃんが帰ったとき、風邪を引かないように、こうたは自分のもうふをかしてあげようと、楽しみにまっていました。秋がふかまり、少しはだざむくかんじだしたころ、こうたのまち遠しい思いはかなわず、二人はそのまま帰ってきませんでした。お父さんは週末には帰ってきますが平日はいませんでした。おじいちゃん、おばあちゃんは、とてもやさしかったけど、こうたは二人が大きらいでした。学校も、お友だちも、大きらいでした―――――――――――。ひとりで歩く、学校の帰り道、道端にたんぽぽを見つけます。「なんだ こんな花 びんぼうくさい どこにでもさくざっそうだ! いらない 花だ! こーしてやる!」 なげすてた たんぽぽを ふみつけていると 遠くのほうから うたが 聞こえてきました。たんたん たんぽぽ たんぽっぽ♪ 野にさく たんぽぽ たんぽっぽ♪ それはタンポポのうたう歌。たんぽぽはいつも朗らかに揺れながら 身をもってこうたにすごく重要なことを気づかせてくれるのです。それは、タンポポが教えてくれた「人生で一番大切なこと」でした。
作品情報
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