中ソ関係史 上 1917-1960 電子書籍版
5940円(税込)
作品内容
革命に成功した2つの国、その歴史を描く20世紀の世界史を知る上で、また、日本近代史を知る上でも、最も重要な二国間関係の一つである中ソ関係。本書は中国を代表する国際関係史の専門家が、豊富な資料をもとに、上巻では、ロシア革命、中国共産党の成立、日中戦争、国共内戦、中華人民共和国の成立、朝鮮戦争、新中国へのソ連からの経済援助、軍事援助、そして中ソの対立までを描く。★高原明生氏(東京大学名誉教授・東京女子大学特別客員教授)推薦『中ソ関係史』は、政権に都合よく書かれた歴史の「常識」を覆し、読者を驚かせる内容を満載している。――(中略)――また、内容は濃密だが訳文はこなれており読みやすい。現在、中露関係は再び大きく注目されている。これは間違いなく、広く読まれるべき本である。【主要目次】I 不確かな相手(1917~1949)第1章 中ソ国交樹立の声のなかでの革命輸出 第2章 ソ連援助下の国民革命第3章 モスクワと中国のソヴィエト革命第4章 戦争の脅威が迫るなかでの中ソ外交第5章 中ソ両国の戦時協力と衝突第6章 中国内戦と中ソ・国共関係II 同志かつ兄弟(1949~1960)第7章 同盟条約の締結と中ソの利益衝突第8章 朝鮮戦争と中ソ同盟の実質的な進展第9章 ソ連共産党第二〇回大会及びその中ソ関係への影響第10章 ソ連の経済的援助と中国共産党の政治的支持第11章 ソ連の中国核兵器開発に対する援助と限界第12章 毛沢東、共産党モスクワ会議の中心的な人物となる第13章 「大躍進」、人民公社と中ソ国内政策の対立第14章 軍事協力、金門砲撃と中ソ対外政策における対立第15章 中ソ両党の理念及び政策上の修復困難な決裂
作品情報
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