サルとジェンダー――動物から考える人間の〈性差〉 電子書籍版
3190円(税込)
作品内容
人形で遊ぶメスのチンパンジー、孤児を養子にするオスのボノボ……彼らの行動は、どれほど人間の行動と共通するのだろうか?オスとメスの違いは、生まれつきのものなのか。はたして「ジェンダーがあるのは人間だけ」なのか――?★ユヴァル・ノア・ハラリ推薦! 20か国で刊行決定!霊長類の社会的知能研究の第一人者が、進化生物学とフェミニズムの間で繰り広げられる、性をめぐる論争に風穴を開ける。「動物と人間の行動における性差は、人間のジェンダーにまつわるほぼすべての議論の核心にあるさまざまな疑問を提起する。男と女の行動の違いは自然のものか、人為的なものか? 両者は本当はどれほど違うのか? ジェンダーは二つしかないのか、それとも、もっとあるのか?」(本文より)《本書への賛辞》「性とジェンダーに関する白熱した論争に、科学的で思いやりのあるバランスのとれたアプローチをもたらす、すばらしく魅力的な本」ユヴァル・ノア・ハラリ(『サピエンス全史』著者)「……男性か女性か、クィアかストレートか、トランスジェンダーかノンバイナリーかを問わず、より公正で平等な社会を築くために私たち皆が行うべき重要な対話を、間違いなく刺激する」サイ・モンゴメリー(『愛しのオクトパス』著者)「女vs男。性vsジェンダー。生物学vs社会的な教え込み。性差というテーマほど、愚か者を誘惑する話題はなかなかないが、ドゥ・ヴァールは賢明だ。人間の性差という魅力的なトピックを、非常に明快に、洞察力と機知に富んだ方法で調べ上げ、結局のところ、私たちも霊長類の一種にすぎないことを決して忘れさせない。じつに刺激的だ」ロバート・M. サポルスキー(『善と悪の生物学』著者)「性差という危険地帯に踏み込むには勇気がいる。秀でた語り、文化に対する敬意、そしてボノボやチンパンジーに対する深い知識を頼りに、ドゥ・ヴァールはこの危険な領域を巧みに乗り越えている」サラ・ブラファー・ハーディ(『マザー・ネイチャー』著者)
作品情報
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