恋する女帝 電子書籍版
2530円(税込)
作品内容
奈良の都、最大の醜聞女帝×「日本三悪人」道鏡――許されぬ恋の真相は?天平文化華やかなりし世に即位する孝謙天皇(のちに称徳天皇として重祚)は、「奈良の大仏」造立で知られる父・聖武天皇の後継者として、21歳で史上唯一の女性皇太子となった。皇位継承後、近臣・藤原仲麻呂に支えられ治世は安定しているかと思われたが……。平城京が騒然とした皇室スキャンダルと、天智天皇以降の皇統の謎を解き明かす、中山義秀文学賞受賞第一作。「女帝はみな、わが腹を痛めた子への橋渡しとして、帝の役目を果たしてきた。しかし、朕は違う。朕は朕のために玉座につく。この国で初めておのれのための女帝となる」(本文より)【目次】序章 神託一章 うるわしの姫天皇二章 弓削から来た禅師三章 奴を王と呼ぶとも四章 大枝の里の刺客ども五章 東の国の空の下
作品情報
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