大人をお休みする日 電子書籍版
1760円(税込)
作品内容
「大人」をお休みする日があっても、それは「わたし」を生きるため。中原中也賞受賞詩人が贈る、恋と暮らしに寄り添う第五詩集。雑誌「mina」「婦人之友」人気連載を含む、著者最多の45篇を収録。恋をすること/自分を愛すること暮らしていくこと/抗うこと女ともだちへ/選択すること別れを選ぶこと/心を生かすためにーーままならない日々のなかに光を見つける全8章。自分の機嫌は、自分でとる。そう努めることが、よい「大人」の秘訣でしょうか。「自分の機嫌くらい」、ね。ちくりと刺された心地がしてうつむく。「自分の機嫌だから」むずかしいのに。世話を焼く対象が外にいてくれた方がそっと見守ることができるだろうに。ーー「大きくなるために必要なこと 」より抜粋ひとりの夜に思い出す。もう交わることのない関係を、会わなくなった人たちのことを。雲間から、月と目を合わせるみたいにぽっと記憶が灯る。そんな過去からの小さな受け取りがわたしの心を、思わぬ角度で照らしてくれる。ーー「冷めない夜」より抜粋
作品情報
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