路、爆ぜる 電子書籍版
2420円(税込)
作品内容
【小説すばる新人賞出身の気鋭が放つ、令和版ハードボイルド!】【深町秋生さん(ミステリ作家) 推薦!】瑞々しく、怖い小説だ。無垢な少年を情と恐怖で絡め取る半グレ集団は生々しく、青春を呑みこむ闇の深さに戦慄した。【杉江松恋さん(書評家) 推薦!】裏切られ、泥を舐めた者だけが知る、本当の優しさが描かれた小説だ。高校3年生の椎名和彦は、バイト漬けの日々を送っていた。鬱屈した状況から逃げ出すように、同じく暗い境遇にある中高生たちが集まる大阪・道頓堀の“グリ下”で過ごす時間が長くなっていく。そこで出会った半グレ集団「顔役」の溜まり場に顔を出すようになり、やがて大麻入り錠剤をグリ下で売り捌くように……。ミナミ(難波周辺)を拠点とする「顔役」は、敵対するキタ(梅田周辺)の半グレ集団らと、ことあるごとに衝突を繰り返していた。闇深きアンダーグラウンドな世界に否応なく巻き込まれるグリ下メンバーたち……令和大阪の路上(ストリート)を活写したハードボイルド×青春群像劇!【著者略歴】増島拓哉 (ますじま・たくや)1999年大阪府生まれ。関西学院大学在学中の2018年に『闇夜の底で踊れ』で第31回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。他の著書に『トラッシュ』がある。
作品情報
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