皇室典範―明治の起草の攻防から現代の皇位継承問題まで 電子書籍版

  • 皇室典範―明治の起草の攻防から現代の皇位継承問題まで 電子書籍版
  • 990円(税込)

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    作品内容

    伊藤博文の主導で制定された明治の皇室典範。女帝・女系容認の可能性もあったが、皇位継承資格は「男系の男子」限定で、退位の規定もない。その骨格は戦後の皇室典範でも維持された。皇族男子の誕生は極めて稀で、皇族数の減少も続き、制度的矛盾が顕在化して久しい。小泉内閣時代に改正の検討が始まるも、進展はいまだ見えない。本格的議論の再開に向けて、皇室制度の専門家が論点を整理し、法改正への道筋を探る。■本書の目次はじめに第一章 明治皇室典範の起草をめぐる攻防一、伊藤・シュタイン「邂逅」と柳原前光二、伊藤の体制刷新と柳原の失速三、高輪会議とは何だったのか四、皇室典範の成立と保守派との攻防第二章 戦後の皇室典範制定一、皇室の命運と知日派の台頭二、占領統治と「国体護持」をめぐる攻防三、現行皇室典範が抱えた矛盾――皇位継承と退位四、狙われた皇室財産と皇籍離脱五、矛盾が生んだ制度上の不具合第三章 顕在化した構造的矛盾一、皇位継承問題とは何か二、少子化と制度疲労三、「生前退位」から典範改正へ第四章 象徴天皇制の新たな危機一、戦後政治と昭和天皇二、「象徴天皇」の模索三、象徴天皇制と典範改正あとがき参考文献皇室典範(明治典範)大日本帝国憲法(抄)皇室典範(現行典範)日本国憲法(抄)天皇の退位等に関する皇室典範特例法天皇系図

作品情報

出版社
中央公論新社
提供開始日
2025/01/22
ジャンル
ビジネス・実用
連載誌/レーベル
中公新書

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