アウシュヴィッツ以後、正義とは誤謬である アーレント判断論の社会学的省察 電子書籍版

  • アウシュヴィッツ以後、正義とは誤謬である アーレント判断論の社会学的省察 電子書籍版
  • 5280円(税込)

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    作品内容

    道徳の廃墟から、「正しさ」の在処を問う私たちは何に依って善と悪を判断することができるのか。神や道徳や一般意志を拒み、ひとり〈正しさ〉を自由の可能性へと開いたハンナ・アーレント。社会学的想像力との共鳴のなかで、世界的な戦火の時代に、あらためてその強靭な思考の核心をつかみだす。【主要目次】序章 アーレント「純粋政治批判」を解読する1章 アーレント判断論をめぐって1.アーレント思想の受容と背景/2.判断論の成立と展開/3.「政治理論」への還元2章 ホロコーストと社会学的想像力1.ファシズム、大衆、社会学/2.核心としての「絶滅収容所」/3.大衆社会論からの離脱/4.社会科学と「悪の凡庸さ」/5.全体主義と「事実」の位相3章 全体主義と道徳哲学1.始まりの場所/2.アイヒマンの弁明/3.実践知と実践理性/4.第三帝国の定言命法/5.「行為」の公共性/6.思考放棄の先へ4章 廃墟からの公共性1.カント『判断力批判』の発見/2.共通感覚と伝達可能性/3.趣味判断から政治的判断へ/4.共通感覚の系譜/5.リアリティとしての共通感覚/6.純化の思考5章 排除の政治とその始源のアポリア1.道徳哲学の誤謬/2.真理と生命の棄却/3.創設=基礎づけの革命論/4.オートポイエティック・システムとしての政治/言論/5.複数性再考補論 真理をめぐるコミュニケーション1.正解のない判断論/2.美学化への抵抗/3.討議倫理による批判(理論)的継承/4.合意と真理を止揚する/5.純粋政治とは何か終章 不正を理解すること

作品情報

出版社
東京大学出版会
提供開始日
2024/12/20
ジャンル
ビジネス・実用

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