欲ばらない練習 電子書籍版
1540円(税込)
作品内容
■必要な欲と不必要な欲を見分ける賢さを身につけよう皆さんは欲ばりすぎて失敗したことはありませんか。あるいは意欲が湧かなくて困ったことはありませんか。あるいは他人の欲望や執着に悩まされたことはありませんか。この本は、人間なら誰でももっている「欲望」についてよく考え、「欲望」と賢くつき合えるようになるための書です。■本書は高校生でも読めるようにやさしく書かれてあります。そして、大学生でも、大人でも、高齢者でも、ビジネスの成功者でも、知識が豊富な人でも得るところがある内容だと思います。なぜなら、どんなに知識や人生経験のある人であっても、社会的に立派な方であっても、案外自分の欲望についてはよく知らず、欲に振り回されていたり、欲をかきすぎて失敗してしまうことはよくあることだからです。 欲について無知だと、一時の欲に負けることで、失敗を繰り返したり、人生を棒に振ってしまったり、いつまでも幸せになれなかったり、成長の機会を逃してしまいます。欲を満たしても、なぜか虚しく感じることも少なくありません。■「欲望」の影響は、個人の問題だけには留まりません。社会も、地球さえも、人間の欲望によって動かされています。欲をよく知り、欲をコントロールすることは、個人の幸せのためだけではなく、これから地球人が生き残り、あらゆる生命が平和に共存するためにも、必須の知識と技術だということなのです。しかし、欲をすべて捨てることができるかというと、なかなかそれはできないし、欲がなかったら人生つまらないと思う人も多いでしょう。この本は欲をすべて捨てることを勧めるのではありません。それは完全な覚りを目指す出家修行者がやることです。世俗の社会で暮らす私たちは、欲を完全に断つことは困難です。■私たちは欲によって行動し、その行動によって経験が生まれ、その経験から多くのことを学びます。ですので、欲のエネルギーを使って生きることは、私たちの成長に欠かせないことですし、大切な学びの原動力になるのです。しかし、欲ばりすぎたり、欲望の対象に強く執着すれば、かえってうまくいかなくなったり、手に入れられないことで悩んだり、絶望したり、嫉妬したり、さまざまな苦しみが増えるというのも事実です。必要のある適度な欲望はよい効果ももたらすことがあるけれども、欲ばり過ぎないほうがよいことが多いのです。幸せになるためにこそ、欲についてよく知り、「欲ばらない練習」が必要なのです。すべての欲を捨てようとするのではなく、必要な欲と、そうでない欲を慎重に見分けて、必要でない欲望を過剰に「はらない」ようにする練習が必要なのです。■本書の目次・I 欲を知る【知識編】1章 欲ばるとどうなってしまうのか?2章 幸せになる心3章 欲の分析と取り扱い方4章 出家修行で見えた真実・II 欲との賢いつき合い方【実践編】5章 掃除6章 シーラ7章 ダーナ8章 知足と感謝の瞑想
作品情報
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