あーしはDJ 電子書籍版
1980円(税込)
作品内容
D「どんなにつらいときも」、J「J太郎はラジオをやり続ける」、つまるところ、生き抜くしかないんだ。四国・松山からほぼ毎夜オンエアされているラジオ番組「杉作J太郎のファニーナイトHUG」(南海放送)。今夜も「あーし」(性差を超えた一人称)=J太郎が、落ち込んだり、うれしくなったり、死にかけたりしながら、その人生と「ある愛の詩」を語り続ける。アコースティック漫画として語り継がれる「ヤボテンとマシュマロ」から25年、読めば、松山の温泉に入っているがごとく、くつろぎが伝わっている脱力系文章。自身のキャリアをまとめるため、10年かかって著者が練りに練り上げた渾身作!!!・著者メッセージ全国の孤独な魂たちネットじゃ駄目なんだ。孤独を癒やすのはラジオでないと。寂しさを埋めてくれたラジオ。ひとりぼっちのとき、俺のそばにいてくれたラジオ。大人になって深夜の東名高速を走っていた俺。大晦日の夜に走っていたこともある。そのときはラジオの存在が嬉しかった。カセット、CDではだめだった。この時間、この深夜、この孤独。世界にただひとり、いま、寂しい自分。ラジオの向こうにひとりで喋っている誰かがいる。これが嬉しい。あたたかい。ともに生きている。生命のあることが奇跡とするなら、その奇跡と奇跡が出会っている。(本文より)【目次】まえがき 遠い星のどこかで。生まれてきたということについて。生きながら死ぬ場合もあるのだ。ある愛の詩*「安室奈美恵によく似た高速道路料金所の職員」ある愛の詩*「青い海、青い空」私は死にたくない。がんばります。まあよく生きたと思うが、まだまだ青春である何が終わり、何がはじまるのか。ある愛の詩*「特急しおかぜでお弁当を食べてた女性」なぜ人はあわてたり、てんぱったりするのだろうか。ある愛の詩*「山麓のナスターシャ・キンスキー」ある愛の詩*「喫茶店のウェイトレス」ある愛の詩*「俺の綾波さん」あとがき 私は何を考えてきたのか。
作品情報
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