近代国民国家の憲法構造 増補新装版 電子書籍版
3960円(税込)
作品内容
“主権”と“人権”の根源を問い、両者の間の密接な相互連関と緊張を繙いた本書刊行から30年の時をかけて――2022年にフランスで刊行された論文集の序文一部を日本語に書き下ろしたものを新たに加え、現在の著者の想いをあとがきにしるし、近代立憲主義を再定位する増補新装版としてお贈りする。【主要目次】はじめに第I章 西欧立憲主義の再定位第1節 フランスの知的伝統とその変化第2節 人権価値の復権とそれへの懐疑第II章 二つの国家像の対抗第1節 近代憲法史にとってのフランス革命第2節 問題点の検討第III章 二つの自由観の対抗第1節 《Républicain》と《Démocrate》の間第2節 国家からの自由と国家干渉を通しての自由第IV章 「公共」の可能性とアポリア第1節 〈citoyen〉の可能性第2節 日本国憲法下の〈公〉と〈私〉補論 《Valeurs et technologie du droit constitutionnel》(2022)の序文要約あとがき
作品情報
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