アニマルウェルフェアを学ぶ 動物行動学の視座から 電子書籍版
2970円(税込)
作品内容
最新の知見にもとづき体系的に学ぶ入門テキスト動物の心の健康を科学する――動物行動学の視点からアニマルウェルフェアを体系化。国際レベルを目指して、日本のアニマルウェルフェアの改善を推進する。畜産学や獣医学などを学ぶ人たちやアニマルウェルフェアに関心がある人たちにとって最適な教科書。【主要目次】はじめに第1章 アニマルウェルフェアとはなにか1.1 ブランベル・レポートの視座/1.2 欧州の視座/1.3 世界動物保健機関(WOAH国際獣疫事務局旧OIE〉)の視座/1.4 日本の視座第2章 アニマルウェルフェアの発展2.1 アニマルウェルフェア改善の歴史――5つのエポック/2.2 各国の取り組み第3章 日本のアニマルウェルフェア改善倫理3.1 功利主義からの脱却/3.2 テロス哲学の日本的解釈/3.3 「5つの自由」モデル、「5つの領域(ドメイン)」モデルからマトリックス・モデルへ第4章 考慮すべき行動とはなにか4.1 自然な行動とはなにか/4.2 正常な行動とはなにか/4.3 内的に動機づけられた行動とはなにか/4.4 身体的および心的状態へ影響する行動とはなにか第5章 栄養環境と行動的問題5.1 摂食における競争の緩和/5.2 摂食行動のプログラム/5.3 行動抑制の結果としての常同行動/5.4 飼料エンリッチメントの実利性第6章 物質環境と行動的問題6.1 大気環境が行動におよぼす影響/6.2 光環境が行動におよぼす影響/6.3 音環境が行動におよぼす影響/6.4生活空間が行動におよぼす影響/6.5 その他のエンリッチメント第7章 社会的環境と行動的問題7.1 闘争緩和の方策/7.2 親和行動を含む向社会行動の促進/7.3 性行動に関する行動的問題/7.4 母子関係構築の方法と意義第8章 ヒトとの関係と行動的問題8.1 ヒトと動物との親和関係構築の方法と意義/8.2 動物の情動評価法/8.3 ネガティブ情動をもたらす断節の評価と回避の可能性第9章 アニマルウェルフェア推進への課題9.1 動物への愛着形成とアニマルウェルフェア教育の重要性/9.2 経済的支援の重要性――補助金、適正価格/9.3 応用動物行動学研究推進とその成果情報公開の重要性おわりに/さらに学びたい人へ/引用文献/索引
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧
この作品が好きな方はこちらもおすすめ