植民地統治下の台湾原住民 近代国家による統治と社会の可視化 電子書籍版
6930円(税込)
作品内容
近代国家は統治対象の土地や人間に関する各種情報をいかにして収集し、社会の状況を見えるようにするためにどのようなことを行うのか。日本統治時代の植民地当局による台湾原住民に対する可視化の展開について検証し、その現地社会への影響を明らかにする。【主要目次】はじめに第1部 台湾原住民社会の可視化第1章 近代国家による統治と可視化第2章 「蕃地」の可視化と地図、公的書類第3章 もう一つの可視化と原住民の生業構造の改変という施策補論1 視覚的秩序と可視化補論2 可視化が何をもたらすのか:「保留地」の土地測量・土地登記が引き起こした変化第2部 身分登録と臣民統合第4章 身分登録の二面性と身分の多元性第5章 臣民統合と資源の流用第6章 身分登録書類の記載項目としての「姓名」:原住民の人名が登記されること補論3 戦後「山地」監視体制と国家にとっての安全おわりに付録 「可視化」「可視性」という日本語についてのノート
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧