骨に似る 電子書籍版
1100円(税込)
作品内容
◆第二句集鉄棒に三つの高さ空つ風小学校の校庭、あるいは小公園のような所。子供の成長に合わせた三つの高さの鉄棒、その鉄棒を吹抜ける空っ風、蕭条とした風景を描いている。序・古田紀一◆自選十句清流に足をゆだねて夏柳のぞき込めば虫籠の虫天井に骨に似る紙の手ざはり秋立ちぬ自撮りせるうしろの窓の日短花吹雪ひとひらも手に乗らざりし春ストーブ吾には向かず押印す秋晴れの馬上に恋を忘れけりくたびれて頬の熱さよ風花よその音に汗の冷えゆく双ひしぎどこまでも西日のあたる眉間かな
作品情報
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