文藝春秋と政権構想 電子書籍版
1595円(税込)
作品内容
文春の名物編集者は、政治に嵐が吹き荒れるとき、政権幹部と密室で何を話し合っていたのか? 政界、官界のキーマンが実名でぞくぞく登場。全ビジネスパーソン必読の、手に汗握る「政治経済裏面史」。週刊文春、月刊文藝春秋の編集長を歴任し、数々のスクープをものにした著者による「政治取材の全記録」。実は著者の鈴木氏は、時の政権の「政権構想づくり」に深くかかわっていた。本書で取り上げられるのは、四つの政権(政治家)。第一章 安倍晋三 第二章 菅義偉 第三章 梶山静六 第四章 細川護熙 いずれも日本のターニングポイントとなった時代である。政治は夜に動く。雑誌ジャーナリズムが政治報道において果たした役割とは。この国の経済政策が失敗し続ける理由も、本書を読めば見えてくる。【本書の内容】 第一章 安倍晋三 鳴り物入りで始まった経済政策「アベノミクス」。その策定にひそかにかかわった筆者は、次第に疑問を抱くようになる。無制限金融緩和、ゼロ金利継続は本当に正しかったのか? 第二章 菅義偉 リアリストにしてプラグマティスト。新型コロナに振り回されて政権は短命に終わったが、「携帯電話の料金を豪腕で下げさせた」など、実績が再評価される政治家・菅の本質とは。第三章 梶山静六 銀行の不良債権を「ハードランディング」で処理すべきと主張し、総裁選に敗れて無派閥に。日本の政官財が「無責任のキャッチボールを続けている」と喝破した、信念のひとだった。第四章 細川護熙 筆者に背中を押され、月刊文藝春秋で「新党結党宣言」をして、非自民連立政権の総理に。戦後政治のターニングポイントと呼ばれる細川政権について、本人はいま何を語るのか。第五章 これからの経済政策プラン 在野の政治経済記者として取材を続けてきた筆者による、「失われた30年を生んだ経済政策」の俯瞰による検証と、日本が生き残るための「これからの経済政策」の提言。
作品情報
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