地平 2024年9月号 電子書籍版
990円(税込)
作品内容
大特集「ジャーナリズムをさがせ」、覚悟をもって臨みます 【大特集】ジャーナリズムをさがせ 私たちは、いま、ジャーナリズムの焼け野原に立っている。 私たちの目と耳であり、口であるべき全国紙やテレビなどのマスメディアは、もはや訊くべきことを訊かず、伝えるべきことを伝えず、強い者にますます弱く、弱い者にはますます冷たい。 なぜ、こんなことになってしまったのか。 ここではその最大の転機として、一〇年前の九月、朝日新聞の経営陣によって為された吉田調書スクープ記事の取消事件に注目し、あのとき何が起きていたのか、それはどのような意味を持っていたのかを、当事者に語ってもらう。 残念なことに、マスメディアは、もはやジャーナリズムの器としては機能していない。 だが、目をこらしてみると、新たなジャーナリズムの萌芽はいくつも生まれている。 ネットメディア、地域紙などローカルメディア、雑誌などが、ゲリラ的に、より自由に、より活発に、新たなジャーナリズムの実践を試みている。 ジャーナリズムは死なず、いま、新たな土から、より豊穣な実りがもたらされつつあるのかもしれない。 その可能性を現実にするために、特集する。 ●表紙裏●Sounds of the World●目次と口絵、本扉●知層●もう一つのガザ日記●学術会議への権力介入●大特集 ジャーナリズムをさがせ●コトバの復興●核廃絶への意志●危機の時代のインフレ対策●反革命●連載●書評●Sounds of the World●読者投稿●編集後記
作品情報
同シリーズ
作者の関連作品作者の作品一覧