エビデンスを嫌う人たち 電子書籍版
2534円(税込)
作品内容
地球平面説、気候変動否定、コロナ否定、反ワクチン、反GMO、そして陰謀論―彼らはなぜエビデンス(科学的証拠)から目を背け、荒唐無稽な物語を信じてしまうのか? その謎をさぐるべく、神出鬼没の科学哲学者は陰謀論者の国際会議に潜入し、炭鉱労働者と夕食を囲み、モルディブの海をダイビングする……。はたして科学否定論者は何を考えているのか? 知りたくない事実に耳をふさぐ人たちに、どうやったら事実を受け入れてもらえるのか?本書では、科学否定論者に共通する5つの特徴を通じて、地球平面説(フラットアース)、気候変動否定、反GMOなどの行動原理を分析。最新科学の成果も交えて、エビデンスを嫌う人たちの考え方、説得の方法を考える。《科学否定論者に共通する5つの特徴》1 証拠のチェリーピッキング2 陰謀論への傾倒3 偽物の専門家への依存4 非論理的な推論5 科学への現実離れした期待インターネットを通じて勢力を増し、政治の世界にまで影響を及ぼしている科学否定―その拡大を止める反撃の狼煙となる一冊!「マッキンタイアは、社会心理学の成果を用いて信頼関係に基づいた対話の有効性を理論的に補強し、その『実践編』として様々な人々と実際に会って議論を交わし、ときには潜入取材まで敢行している。それゆえ本書は、豊富な知識と堅実な論証で裏打ちされた論考でありながら、科学否定論のリアルな実態に迫る重厚なノンフィクションでもある」――解説・横路佳幸
作品情報
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